【どこよりも詳しい】データで見る 2019年 滅火器 Fire EX. ライブ演出 総まとめ+分析

アーティスト特集

2019年1月〜12月までの滅火器 Fire EX.のライブをまとめました。台湾国内、海外公演から、Sam単独出演まですべて一覧にしています。開催時期や場所の分析と考察も少し書き留めておきます。なお、公式にまとめられているものではないため、すべて筆者自身の調査によるまとめになります。ソースはFBやネット情報以外に、自身で参加したもの、台湾の友人に確認を取ったものなど様々あります。はっきり言ってこれを超えるまとめは中国語文献でもありません、Wikipediaよも圧倒的に詳しく、Wikipediaがこれと同じ情報なったときは、この文献を見て更新したことになるでしょう笑

2019年は全部で48回のライブをこなしました。注)WEBライブやSam単独出演も含む。OrioやJcだけが出演するイベントは歌を歌っていないためカウントしていません。また、Samが出演する場合も、滅火器 Fire EX.の曲を歌っていない場合はカウントしていません。

ライブ開催場所まとめ(国編)

2019年は台湾以外に、日本及び韓国の合計3ヵ国でのアクトのみとなりました。2019年8月にはアメリカ・ロサンゼルスへアルバムレコーディングで渡米していますが、ライブはしていないはずです。具体的には2019年は台湾38公演、日本10公演、韓国1公演となりました。訳8割が台湾国内ですね。

ライブ開催場所まとめ(都市編)

続いて都市編です。まずはお膝元台湾から見ていきましょう。台湾3大都市の北中南(台北、台中、高雄のこと)では台北が14公演と圧倒的でした(全体の29%)。続いて台中が3公演(6%)、高雄は2公演(4%)にとどまったのは意外な結果ではないでしょうか。

新北市、新竹市、苗栗市、台東市、花蓮市と、島しょエリアでのライブはありませんでした。

台北では、The WallやLegacy Taipeiといったおなじみのライブハウスでの演出だけでなく、政府関係イベント(特に昨年は香港の大規模デモ、2020年1月の台湾総統選挙へのイベント)等もあり、偏りが出たように見ています。意外だったのは、彼らの生まれ故郷高雄での演出が2回しかなかったこと。かつ2019年3月の大港開唱@高雄は韓國瑜のせいで終了に追い込まれ(2020年は実施なし)、6月のライブは単独ライブなので、意外とフェスのような毎年確実に開催されるイベントは無いのかもしれません。高雄市のイベント誘致能力に期待したいところです。

地方都市に目を向けてみると、桃園が7公演とありますが、昨年は滅火器 Fire EX.主催のフェス 『火球祭 Fireball Fes.』もあり(2日間ともライブを行っているので2公演とカウント)、またLamigoのイベントでも桃園國際棒球場でライブを実施しています。さらには、新幹線駅前の桃園高鐵站前廣場で大型イベントを実施することが多いのも桃園の特徴でしょう。火球祭のイベント時に眼球中央電視台のインタビューで、なぜ2019年の第二回火球祭は桃園なのか?という問いに、桃園市からの協力が得られたから、と即答だったボーカルのSam(第一回は2017年に高雄で実施)。

当時の高雄市長は国民党の韓國瑜であり、滅火器 Fire EX.側も高雄市側も互いに高雄市での実施がWelcomeではなかった事は言うまでもありませんが、あれだけ大きなフェスを開催するとなると、地元警察の協力や、周辺住民の理解だけでなく、公共交通機関との連携も含め、相当な協力が必要ですから、市としてのバックアップがあったことは桃園市の魅力なのかもしれませんね。ちなみに桃園市長は民進党所属だったはずです。

屏東市はほとんど市内での演出であり、過去実施したように、恆春・墾丁方面(最南端)までは足は伸ばしませんでした。

ライブ開催場所まとめ(日本国内編)

台湾以外では、日本国内でのライブが非常に多かった1年と言っていいでしょう。2019年2月の宇都宮公演から始まり、11月12日の新木場公演まで全10公演を展開しました。特徴的なのは、どれも日本のトップバンドとの対バンとして実現しているということ。単独ライブはありませんでしたが、様々な日本バンドと共に全国を回りました。TOTALFAT、MONOEYES、HUSKING BEEなどと日本を巡ったことで、きっと新規ファンを獲得できたことでしょう。

都市 回数
福島 1
宇都宮 1
熊谷 1
新代田 1
下北沢 1
新木場 1
恵比寿 1
福岡 1
佐世保 1
大分 1

都市別で見ると、東京で4回(新代田、下北沢、新木場、恵比寿)公演、うち恵比寿は11月のBrahmanのライブにSamと細美さんが飛び入り参加したというものです。滅火器 Fire EX.とBrahmanは去年《兼愛非攻》というシングルを発売しており、当日も演奏しています。この時はちょうど「Far East Union Vol. 4」のツアー(細美さんが企画する東アジアのバンドで行うフェス、2015年から実施)真っ最中で、前日の韓国公演から来日したばかりのはず。だいぶ過酷ですね。その2日後には新木場でライブをして、台湾に帰国、本命の火球祭の最終準備に取り掛かったのだと思います。

また、九州にライブが集中していることも見逃せません。これは10月の3連休にかけて、HUSKING BEEの25周年ライブ+αに参加したもの。過去にも日本で対バンをしていますし、5月27日の新代田のライブでもボーカルの磯部さんが飛び入り参加、《残像モーション》を歌い上げています。また11月の火球祭では台湾でHUSKING BEEがライブを実施し、滅火器 Fire EX.の《晚安台灣》を台湾語で歌い上げ、Samが深々とバンドに対してお辞儀をするという感動的なシーンもありました。

バンドメンバーが自ら作り上げた人脈もあると聞いていますが、やはり日本で活動する上で、日本マーケットをプロデュースするSpaceshowerさんの力は大きいでしょうね。滅火器 Fire EX.の日本でのますますの活躍を期待しています。

ライブ実施時期2019

では、2019年に実際行われたライブの実施時期について見ていきましょう。

2019年1月は、久々に年始のライブがなく、1月27日のフェス『2019 覺醒大暖祭 Warm Up Festival』が最初と、例年に比べ遅めのスタートでした。2月になると、日本でのTOTALFATとの対バン x 2があり、日本滞在時間も長く、その中で3回のライブがありました。

3月は『大港開唱』や『我主張 唯一共識』といった毎年恒例のフェス・イベントをこなしています。4月に入るとフェスやイベントが多くなり、5月の日本来日公演 x 2を経て、6月にはライブハウスでの演出『海上的人十週年演唱會』が3本ありました。6月14日のThe Wall@台北は、台湾でのライブハウス規模の演出は半年ぶりで、2018年12月28日のOn Fire Date@高雄以来でした。また、6月のライブは2009年に発売したアルバム『海上的人』のリリース10周年記念ツアーでしたが、アルバム発売に関するツアーとしては、2017年6月の『暴動10年 /Let’s Go 10th Anniversary』以来、2年ぶりでした。ちなみにこの6月の台北、台中については対バンとして、BrahmanとTOTALFATを迎えています。そもそも対バンが公開される前にチケットは秒殺で、比較的直前に対バンの存在を公開したので、2バンドのファンからすると超難関(ただでさえ台湾だから飛行機取らないといけないのに)という状況でした。が、Brahmanのファンは台北台中ともに日本から駆けつけていました。どうやってチケットを取ったのか、恐るべし。。

また、6月21日のツアー最終日@高雄では、およそ2年ぶりとなる『火球祭 Fireball Fes.』が11月に開催されることが発表。会場は桃園國際棒球場とされ、2016年11月5日の『ON FIRE DAY 繼續向前行』以来のスタジアム級ライブに期待が高まりました。なお、高雄は台北台中とは異なり単独ライブとなったため、演奏曲数が26曲(+別パターンのIntro(共に過去のCD収録)が2つ)と参加したファンにはたまらないものとなりました。前半はほとんどが超初期の2007年アルバム『Let’s Go』からのもので、超激レア選曲でした。ライブ後にOrioと話したときに、前半の曲構成は10年前にここでライブをした時のセトリなんだ、と教えてくれました。

この時期から7月にかけては、後の12月に発売となるアルバムの楽曲制作で追い込まれていたと、アルバムリリース時のコメントで公表されています。また、Samは7月19日から始まる舞台『《再會吧 北投》PLUS』への出演もあって、かなり多忙な日々を過ごしており、ライブの回数も減少傾向にありました。

8月は台湾3大パンクバンドとの恒例イベント『Punk Three』への出演のみで、8月下旬から9月上旬はロサンゼルスでのアルバムレコーディングのため、しばらくライブはありませんでした。

9月になり、レコーディングから帰ってきて最初のライブは日本。福島で行われた『騎馬武者ロックフェス2019』への出演でした。このイベントでは日本限定発売のTシャツ2バージョンも展開されました(当時は、今後台湾でもTシャツを発売すると聞いていましたが、いまだ実現していませんので、ある意味幻のTシャツです)。9月下旬から10月上旬にかけて台北、屏東で4本のライブを行った後、日本に再上陸。HUSKING BEEとの九州ツアーを実施。3日で福岡=>佐世保=>大分という超過酷スケジュールで、福岡は当日入り、大分の翌日には帰国したとのことなのでかなり過密スケジュールだったと思います。大分ではORioがライブ後に体調を崩したそうで、早々に会場を離れたこともあり、心配していました。九州ツアーといえば、詳細は伏せますが〇〇が来ない事件もあり、今後語り継がれることでしょう笑

10月下旬は、台湾の球団Lamigo Monkeysを運営するLamigoが球団を手放すということで、最後のイベントに参加(後にRakuten Monkeysとなる)、11月には4回目となる『Far East Union Vol. 4』へ参加のため、日本及び韓国でライブ。11月23日-24日には、ついに『火球祭 Fireball Fes.』が2Daysで開催。初日は大変な大雨の中、オープニングアクトを努めた滅火器 Fire EX.。翌日2日目は『Far East Union Vol. 4』も兼ねる構成となっており、2日間の大トリ(壓軸)を努めました。また、ORioは自身のバンドEmpty ORioでの出演、9m88との共演(演奏曲はマイケミのWelcome to the Black Parade)など、多彩な演出で観衆を沸かせました。このあと、Samは11月末〜12月のどこかでバンコクに奥様のSadonと2人で旅行をしています。

12月に入ると、ほぼ全てのエネルギーは2020年1月11日に行われた台湾総統選挙のイベントへ。12月10日にはニューアルバム『無名英雄 Stand Up Like A Taiwanese』をリリース。また、12月11日には総統選挙における蔡英文総統の応援曲『自信勇敢 咱的名』を配信でリリース(12月3日のイベントで初お披露目、後に2020年1月3日〜シングルCD発売)。台湾中の選挙イベントで演出を行った後、12月31日は桃園と屏東での年末イベント(跨年演唱會)に出演し、1年を終えています。

2019年ライブ演出一覧

注)PCでの閲覧をお勧めします(スマホでは形が崩れます)

 

# 日付 イベント 場所 都市 参戦 備考
1 2019/1/27 2019 覺醒大暖祭 Warm Up Festival 台北圓山花博公園 台北 ×  
2 2019/1/31 WEB 發聲現場練團室 Happening Rehearsal Room 台北  
3 2019/2/9 TOTALFAT Evolve + Infect TOUR 2019 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2 宇都宮
対バン=TOTALFAT
4 2019/2/10 TOTALFAT Evolve + Infect TOUR 2019 熊谷HEAVEN’S ROCK VJ-1 熊谷
対バン=TOTALFAT
5 2019/2/28 屏東燈會 大鵬湾国家風景区 屏東 ×  
6 2019/3/24 大港開唱 高雄駁二藝術特區 高雄 ×  
7 2019/3/30 我主張 唯一共識 台南文化創意產業園區 台南 ×  
8 2019/4/6 2019總統府音樂會 凱達格蘭大道 台北 ×  
9 2019/4/13 所謂音樂祭 Soul Wave Festival 礁溪五峰旗風景區 宜蘭 ×  
10 2019/4/20 SUPER BAND 團團轉 TICC台北國際會議中心 大會堂 台北 ×  
11 2019/4/27 北流來襲 臺北流行音樂中心表演廳 台北 ×  
12 2019/4/28 浮現祭 台中洲際棒球場 台中  
13 2019/5/25 下北沢 SOUND CRUISING 下北沢ReG 下北沢  
14 2019/5/27 Fever 10th Anniversary Extra Soundcruising 2019 FEVER 新代田  
15 2019/5/29 K2 Project群募行動記者會 華山1914文化創意産業園区前門的草原 台北 ×
楊大正のみ出演
16 2019/6/2 Lamigo Monkeys 新光動紫趴 桃園國際棒球場 桃園 ×  
17 2019/6/5 國立臺灣海洋大學2019畢業演唱會 綿綿細語 國立臺灣海洋大學X型廣場 基隆 ×  
18 2019/6/14 海上的人十週年 The Wall Live House 台北  
19 2019/6/15 海上的人十週年 迴響音樂藝文展演空間 台中  
20 2019/6/21 海上的人十週年 LIVE WAREHOUSE 高雄  
21 2019/7/6 公視台語開台典禮 基隆市海洋廣場 基隆 ×  
22 2019/7/7 覺醒音樂祭 Wake Up Festival 港坪運動公園 嘉義 ×  
23 2019/8/3 Punkers Three Vol.2 Legacy Taipei 台北  
24 2019/9/21 騎馬武者ロックフェス2019 南相馬市馬事公苑 福島  
25 2019/9/27 唱片行裡的LIVE騒動 誠品敦南音樂館 台北 ×  
26 2019/9/29 929 台港大遊行-撐港反極權 立法院旁濟南路 台北 ×  
27 2019/10/5 SUPER SOUTH 2019台灣設計展 台糖縣民公園 屏東 ×  
28 2019/10/10 國慶焰火在屏東 屏東河濱公園 屏東 ×  
29 2019/10/11 HUSKING BEE 25th Anniversary “The Show Must Go On” Tour 福岡CB 福岡  
30 2019/10/12 HUSKING BEE 25th Anniversary “The Show Must Go On” Tour 佐世保ORANGE BOX 佐世保  
31 2019/10/13 PIRATESHIP2019 大分T.O.P.S Bitts all 大分  
32 2019/10/26 Lamigo桃猿最終告別戰La New VS Lamigo 桃園國際棒球場 桃園 ×  
33 2019/11/9 Far East Union Vol. 4 Hana Tour V Hall 韓国 ×  
34 2019/11/10 HAWAIIAN6 presents KEEP STICKING(Brahmanライブ) 恵比寿LIQUIDROOM 恵比寿 × 楊大正のみ
35 2019/11/12 Far East Union Vol. 4 Studio Coast 新木場 ×  
36 2019/11/17 撐!香港,要自由 演唱會 自由廣場前 台北 ×  
37 2019/11/23 FIREBALL 2019 Day1 桃園國際棒球場 桃園  
38 2019/11/24 FIREBALL 2019 Day2 桃園國際棒球場 桃園  
39 2019/11/29 TAIWAN ROCK 台灣搖滾派對 大安森林公園 台北 ×  
40 2019/12/3 蔡英文社群之夜 + 人參衝一波 台北南港展覽館 台北 ×  
41 2019/12/7 2020台灣要贏 東區選總部(蔡英文,王定宇) 台南東區東門路/自由路口 台南 ×  
42 2019/12/8 桃園鐵玫瑰國際音樂節 桃園高鐵站前廣場 桃園 ×  
43 2019/12/21 台灣大凱旋 凱達格蘭大道 台北 ×  
44 2019/12/22 彭俊豪邀你用音樂號召團結的力量 中壢區光明公園 桃園 ×  
45 2019/12/22 建宮蓋廟:人神共爽 Legacy Taichung 台中 ×
血肉果汁機のライブに楊大正が参加
46 2019/12/29 過半線音樂會 溪湖糖廠 彰化  
47 2019/12/31 2020 愛在桃園幸福美好 桃園高鐵站前廣場 桃園  
48 2019/12/31 K歌之夜 屏東市千禧公園 屏東 ×  
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