【全ライブレポート】滅火器 Fire EX. 火大啦! Vol.2 ツアー 総まとめ

アーティスト特集

2022年12月から2023年1月にかけて行われた滅火器 Fire EX. 火大啦! Vol.2に参加してきたので、ライブの様子やセットリストをまとめます。前回2022年6月から9月にかけて行われた火大啦! Vol.1のまとめはこちらからどうぞ!

2022年12月に突如発表されたVol.2

2022年6月から4ヶ月に渡って台湾全土で行われた火大啦! Vol.1 ツアー。元々火大啦! ∞と表記されていたことからvol.2以降もあると言われていましたが、2022年を締めくくる突然の第2弾ツアーが2022年12月1日に公表となりました。

なお、火大啦ツアーは元々2009年年末から2010年年始にかけて行われたツアーから12年ぶりの開催となっており、当時と同様に年を跨いでのツアー開催となりました。

5つのライブと対バン

12月25日(日)尾牙場 @台北 The Wall

まず発表されたのが12月25日(日)@台北The Wall。尾牙場と言われ、台湾の年末パーティ「尾牙」(日本の忘年会に相当)の位置付けとされています。この会場は台北市郊外の公館に古くからあるライブハウスで、滅火器自身も昔からお世話になっていると話しているライブハウスです。キャパは500人程度しか入らない小さいハコですが、バンドが大きくなった今でも度々使用しています(前回は2019年6月の海上的人10週年ライブか)。火大啦! Vol.1 ツアーと異なるのは、公表時点で対バンを発表している点。今回は康士坦的變化球 KSTが対バンということで、台湾音楽ファンからは歓声が上がったのは言うまでもありません。当然チケットは、、、秒殺でした(体感では10秒)。

12月26日(月)加碼場 @台北 The Wall

12月25日のライブが秒殺したことで、追加公演の発表を余儀なくされた滅火器(というかこれは演出で、秒殺したから追加公演を検討しますという言い方をしていますが、最初から後続のライブの予定は決まっているはずです)、チケット発売時間12月2日正午(台湾時間)から4時間後には、同日18時(台湾時間)から追加公演のチケットを販売すると公表しました。

初日と同じThe Wallでの2日目は拍謝少年 Sorry Youthとの対バン。これまたとんでも無い組み合わせ。拍謝少年 Sorry Youthは日本でも人気がある全編台湾語の曲を歌うバンドで、直近では2022年11月19日に渋谷で行われたイベント「浮現祭」にも出演したばかりです。同様に秒殺しました。

12月27日(火)安可場 @台北 The Wall

そうして12月2日の20時(台湾時間)にさらに公表されたのが3日目のライブ、安可場(=アンコールライブ)。12月27日(火)@The Wallということで、一体どれだけThe Wallでライブやるんだ笑(狭いんで秒殺しやすいですよ)という感じでしたが、対バンの内容にひっくり返りました。まさかの1976樂團!!1976といえば台湾を代表するバンドであり、滅火器も若い頃から聞いてきたと話すまさに夢の共演が実現するバンド。滅火器が初めて日本でライブを行った2012年、当時のSummer Sonicに台湾バンドとして滅火器と一緒に出演したのが、五月天、四分衛そして1976。彼らにとって先輩である76(読み方:チーリョー)との2マンライブは間違いなく素晴らしいものになるでしょう。ついでにライブ当日はギターの大麻の誕生日らしく、みんなでお祝いしようとFBに書かれていました。

こちらも22時(台湾時間)の発売と同時に秒殺。2022年を締めくくる3つの火大啦! Vol.2ツアーは瞬く間に販売終了となりました。

こうなると、台北以外の中南部のファンはさらなる追加公演を求めて声をあげ始めます。販売終了を知らせるFBの投稿には台中・高雄などの他の地区での追加ライブを希望する声が沢山あがりました。12月3日0:00(台湾時間)には、中南部での追加公演を検討するので期待してほしいという投稿があり、併せて農曆年以降(春節のことで2023年1月22日の台湾のお正月のこと)アメリカで新アルバムの制作をする旨の記述があった頃から、1月上旬までには追加公演があるだろうという憶測が流れました。

1月5日(木)安可場 @台中Legacy

そうして12月7日に発表されたのが1月5日@台中Legacy。火大啦 Vol.1の台中ライブでも使用したハコで、比較的大きな会場です。12月8日にチケット発売するということでしたが、12月の3公演とは異なり当初は対バンは???とされ、追って公表するとされていました(ただしヒントとして、2022年にアルバムを発売したアーティスト、とされていました)。

12月8日の発売当日に台中のゲストが発表され、宇宙人 Cosmos PeopleとわかるとFBのコメントには大きな反響が。宇宙人 Cosmos Peopleは日本でもかなり人気があるバンドで、2020年には台北小巨蛋(台北アリーナ)でのワンマンを成功させたバンド。パンクバンドの滅火器 Fire EX.とどこで接点があったのか気になるところですが、まさに夢の共演ということになります。

1月6日(金)安可場 @高雄 後台Backstage Live

台中と同時に公表されたのが1月6日の高雄ライブ。後台Backstage Liveという2021年4月に旧SPERO 高雄海流館から名称を改めたライブハウス。滅火器 Fire EX.がライブを行うのは、2022年8月26日のPUNKERS THREE 2022以来ですが、会場ができた2018年当初から何度かライブをやっているハコでもあります(完成当初の2018年11月にはTAKAO ROCK 2018に滅火器 Fire EX.及びEmpty ORioとしても出演しています)。

こちらも当初は???とされたゲストが12月8日に発表され、まさかのTizzy Bacに2度目のひっくり返りを起こしましたw 滅火器 Fire EX.とTizzy Bacの両方見れて1,200台湾ドルは安すぎません?w

高雄といえば、すぐ近くの駁二藝術特區にあるLIVE WAREHOUSEでのライブが中心でしたが、高雄流行音樂中心の一部として存在するこちらも同様に重要拠点ですね。

#日付ライブ会場都市対バン
12022年12月25日(日)尾牙場台北 The Wall台北康士坦變化球 KST
22022年12月26日(月)加碼場台北 The Wall台北拍謝少年 Sorry Youth
32022年12月27日(火)安可場台北 The Wall台北1976樂團
42023年1月5日(木)安可場台中 Legacy台中宇宙人 Cosmos People
52023年1月6日(金)安可場後台 Backstage Live高雄Tizzy Bac

ライブグッズ

今回のツアーでは、3種類のTシャツ+タオルを展開(例年のツアーではキーホルダー、ステッカーなどのグッズが展開されることもあります)、2022年に既に行われた火大啦! Vol.1 ツアーから変更はありません。

The Wallでのグッズ販売の様子

余談ですが、ツアー期間中の2022年12月末に滅火器 Fire EX.のボーカルSamの奥様Sadonから、かわいいデザインのグラスの発売案内がありました。Sadonが手掛ける美容品のブランドTHE Dと台北にある台湾音楽好きの間では有名な居酒屋 楽気(あるバンドのメンバーが働いています)のコラボデザイン商品です。2023年1月1日から発売だったので、早速注文し日本に持って帰ってきました(台湾ではコンビニや高雄の駁二にあるTHE Dのショップでも受け取れます)。😄

日本への配送も可能なようなので、こちらの公式ページから見てみてください😊

プレゼント交換会

12月25日から27日の3日間、台北ライブ限定でクリスマスプレゼント交換会(交換禮物)の開催が発表されました。滅火器 Fire EX.のメンバーに加えて毎回のゲスト全員がそれぞれプレゼントを用意するという気合の入れっぷり。

プレゼント交換会の内容はシンプルで以下の指定がありました。
– 金額指定なし、大きさ指定なし
– 包装していること

加えて以下の条件に沿ったプレゼントを用意することとなっていました。
12月25日:丸いもの(圓形的)
12月26日:少年少女
12月27日:数字があるもの(有數字的)

26日が一番悩みましたが、一応全部日本から用意して持っていきました。

さらに、12月22日には、Sadonが手掛けるTHE Dの洗顔を、各日プレゼント交換に並んだ最初の50名にプレゼントするという企画も発表されました。僕は初日は67番目、以降は会場にギリで到着したのでもらえませんでしたw

12月25日(日)尾牙場 @台北 The Wall

17時00分から開始のプレゼント交換ですが、会場に到着したのは17時30分ごろ。既に長蛇の列ができていました。

後からスタッフが後ろの方まで回ってきてプレゼント交換に参加したい人は先に列を離れて地下1階の会場内でプレゼント提出と引換券の受け取りを!とアナウンスがありました。会場の構造を知っていて、中国語が聞き取れないと何のことかさっぱりですね笑 何とか意味を理解して引換券をゲットしました。

プレゼント交換会はライブ終了後に会場外で実施されましたが、ライブ中にメンバーが受け取る商品番号を先に引く演出があり、ゲストバンドと一緒にステージ上で番号を呼ぶ時間がありました。

これ、ちょっと勘違いを起こしやすい演出だった気がするんですが、あくまでメンバーが引いた番号というのは、メンバーがどの商品を受け取るかということであり(例えば上記でいえば僕が67番で、僕が提出したプレゼントに67番が紐づけられています)、呼ばれた番号の券を持っている人がメンバーのプレゼントを貰えるわけでは無いんですよね笑 会場では当初興奮したファンが叫ぶシーンがあったんですが、勘違いを起こしやすい演出だったのか、12月26日では簡単な説明が入り、27日は単に引くだけの演出になりました笑

ライブ後には、先ほどの67番のチケットを持って列に並び(30分は並んだかと)、提出後に抽選くじを引くことでもらえるプレゼントの番号が書かれた引換券をゲット(この場合は127番)、会場で127番と書かれたプレゼントをスタッフから受け取る流れでした。

会場内に列を作ったため、プレゼントに並ぶ人と単に帰宅したい人の列がぐちゃぐちゃになってしまい、なかなか先に進めないという事象が発生。翌日からは、プレゼント待機列は会場の外(寒いけど)に誘導されたため5分程度で取得できるほどまで改善しました。

肝心のプレゼントは、まあガラクタでしたが台湾っぽいものだったのでよしとしますw 僕も持って行ったのはガラクタなんでおあいこw でも台湾人の中にはタイヤwww、半端ない量の丸いチョコレート、缶ビール(底が丸いから?)をもらっている人もいましたw

12月26日(月)加碼場 @台北 The Wall

準備中

12月27日(火)安可場 @台北 The Wall

準備中

ライブレポート&セットリスト

12月25日(日)尾牙場 @台北 The Wall

ライブは19:00からスタート。この日は日曜日ということもあって台湾人は早くから会場に到着。18時頃にはかなり多くの観客がライブ開始を待っていました。The Wallは500人程度しか入らない会場であり、もともとキャパが小さい会場なんですが、マスク着用+熱気がこもりやすい会場ということもあり観客も汗だくで楽しむことに笑

康士坦的變化球 KSTが先の演出。ギター&ベースの3人はお立ち台の上に立っての登場、かなり体がデカく見えて開始早々圧倒されます。

1曲目は楽器だけで演奏する《Intro+溫暖而綿長的,餘燼》。一気に康士坦的變化球 KSTの世界観へと引き摺り込んでいきます。

《美好的事可不可以發生在我身上 Lucky As You》は、MVにもある時計が進むシーンが思い浮かぶようなギターの単音から始まり、静かなA~Bメロから印象的な激しいサビへと一気に進んでいきます。

我們半推半就的人生
沒有和你一樣被眷顧的未來
我們半推半就的人生
怎麼過啊 怎麼過啊

《對不起我做不到答應了你的事 Hoax》は、サビでの観客の声量がとてつもなく大きく、地鳴りを起こしているかのよう。全員で「對不起」と叫ぶ瞬間はなかなかありません。

對不起
我做不到答應了你的事
這讓你懷疑自己
變成一廂情願的傻子

《Hi There》では4人全員ボーカルと言われる康士坦的變化球 KSTのスタイルを発揮を存分に発揮。

朝思暮想
流入大海的泛黃美景
但青春
再也不是
你魂牽夢縈的樣子

《擱淺的人》ではお馴染みのサビ部分を観客が歌う瞬間が。康士坦的變化球 KSTファンが沢山来ていると感じられる、息の合った歌声がThe Wallに響き渡ります。

擱淺的人,早習慣啦
就這樣吧,算了啊!
懦弱的人,別改變啦
就這樣吧,算了啊!

ってか理由がよくわからなかったんですが、この曲連続して2回演奏したんですよね笑

さらに、この日は新曲《長寧1008》を初演奏。ちょっと変わった曲のタイトルですが、MCでの説明によると、この曲は2021年に3ヶ月ツアーで上海に行っていた際に暮らした長寧大廈の部屋番号1008から来ているそう。 コロナの関係でライブが中止になったりして1ヶ月半ぐらい1008の部屋の中で暮らすことになった時のこと感情を歌にしているとのことです。

すっかり康士坦的變化球 KSTにどハマりしたところでライブは終了となりました。
※曲順は前後している可能性があります。

そして転換時間が終わると、いよいよ滅火器 Fire EX.の登場。2007年発売アルバム「Let’s Go!」のイントロ《Intro》が流れると、会場の歓声が一気に大きくなります。続けて《Let’s Go》と《Passaway》へ。2007のアルバム収録順に懐かしの曲たちを演奏していきます。

続いては《天鳥》、この日初めての台湾語の曲。《天鳥》は実は結構レア曲でなかなか聴けないんです。

我愛你你愛我 僕はあなたを愛してるとかあなたが僕を愛してるなんて
攏是無聊的咒誓 全部くだらない誓いだ

4-5曲目はアルバム「海上的人」から《站在這裡》、《舊照片》。MCで久しぶりにThe Wallに戻ってきたとSam(確かに2019年の海上的人十週年ツアー以降ライブはしていない気がする)。《舊照片》は2008年、まだThe Wallに客を集めることができずに空き地のような状態にしてしまっていた際に書いた曲だと。

続いては1stアルバムからレア曲《新歌一號》を。7月9日の台南で演奏した以降は初ですね。7曲目もアルバム「海上的人」から《你家爆炸我沒有哭》。この曲はかなりレア曲ですが、火大啦 vol.1の5公演全てで演奏しており、何だか意味深なメッセージ性を感じます笑

無人知影 一生之中 青春有偌濟 一生の中にどれだけ青春があるかなんて誰にもわからない
哪通目睭金金 看伊隨風過 目を凝らして風と共に過ぎていくのをただ待ってなんかいられるか

8曲目は《繼續向前行》。ど定番曲であり、こちらも火大啦 vol.1の5公演全てで演奏しています。

我知影這袂輕鬆 頭前路崎崎嶇嶇 確かに楽ではないさ 前の道も決して平坦ではない
這是你的人生 でもこれが君の人生だ
有勇氣來選擇 有志氣來承擔 勇気を持って選択して 士気を高く持って
做勇敢的人 勇敢な人になろう

MCを挟んで、《頂樓天光》、《雙城記》、《日子》、《19》と続きます。このあと、MCが入り、プレゼント交換会の演出がありました。滅火器 Fire EX.のメンバーがそれぞれくじを引いた後に、康士坦的變化球のメンバーもステージへ。

後半戦は《新歌四號》から。Vol.1では2回演奏していますが、こちらもライブではほとんど演奏しないレア曲。続いて《憂愁戀歌》はライブの定番曲。イントロの掛け声で会場のリズムに一体感が生まれます。

你毋知阮的憂愁攏是因為你 君は知らないだろう 僕の憂鬱は全部君のせいだということを

十二月的妳》は2019年12月発売の新しめの曲ですが、いまや滅火器 Fire EX.を代表する名曲に。Samはギターを阿B(サウンドエンジニア)に託して会場の方へ。12月にこの曲を生で聴けるのは最高の一言。最後はみんなで手を振って終了。そして本編最後の曲は《海上的人》。引き続き阿Bがギターを。Samはステージ上から歌い、後半はいつも通り観客のもとへ。サビではお馴染みの客への煽り、会場の歌声は最高潮に達します。

会場では安可(アンコール)の声が徐々に大きくなります。先に出てきたのはSam。他のメンバーはまだトイレに行っているとのことで笑 12月25日ということで、クリスマスに関する曲を歌うことに。台湾ではお馴染みのクリスマスソング 陳奕迅イーソンチャンの聖誕結をソロで歌い、サビは観客と一緒に大合唱。最後は「謝謝大家來陳奕迅的演唱會!」とSam。

アンコールでは《欲走無路》、《螺旋》、《回沃》、《人生》の4曲を熱唱。《螺旋》と《回沃》はなかなか演奏することがない曲で、火大啦ツアーならではの選曲。最後は《人生》で超巨大サークルが会場中央に完成、全員でぶつかり合って無事に初日が終了しました。

#曲名備考
0Intro2007年発売アルバム「Let’s Go!」のイントロ
1Let’s Go
2Passaway
3天鳥
4站在這裡
5舊照片
6新歌一號
7你家爆炸我沒有哭
8繼續向前行
9頂樓天光
10雙城記
11日子
1219
13新歌四號
14憂愁戀歌
15十二月的妳
16海上的人
17聖誕結ENCORE、ステージ上貼付セットリストには記載なし
18欲走無路ENCORE、ステージ上貼付セットリストには記載なし
19螺旋ENCORE、ステージ上貼付セットリストには記載なし
20回沃ENCORE、ステージ上貼付セットリストには記載なし
21人生ENCORE、ステージ上貼付セットリストには記載なし
12月26日(月)加碼場 @台北 The Wall

準備中

12月27日(火)安可場 @台北 The Wall

準備中

1月5日(木)安可場 @台中 Legacy

準備中

1月6日(金)安可場 @高雄 後台 Backstage Live

準備中

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