2016年に日本デビューアルバムとしてリリースした『REBORN』の1曲目を飾る《残像モーション feat. 磯部正文》を紹介します。
アルバム『REBORN』は台湾版として2016年3月25日に先行してリリースされているのですが、この曲は日本版限定の収録となっています。完全オリジナル版という訳ではなく、2013年に発表済みの《欲走無路 Going Nowhere》の日本語版としてのリリースです。
日本語歌詞及び歌唱でHUSKING BEEの磯部正文氏を迎えた滅火器 Fire EX.。昔から憧れていた大先輩とのコラボレーションは、彼らにとってもこの上ない日本デビュー作品となったことでしょう。磯部氏の言葉のチョイスには毎度脱帽ですが、日本人にとってもかなり難しい言い回しが多く、台湾人の日本語学習者から質問されても回答ができない、、、そんな歌詞でもあります。
HUSKING BEEの磯部正文さんとのコラボ背景
(2022年9月追記)2022年7月にFire EX.が来日した際に、スキアジでのインタビューで当時のコラボに関するお話をしてくれています。
日本デビューアルバムということで、何か日本向けに日本語で届けたいと考えてメンバーが日本のマネージャーに相談したんだそうです。するとマネージャーから誰と一番コラボしたいかと聞かれ、子供の頃から憧れて影響を受けたHUSKING BEEをあげたそうです(滅火器 Fire EX.はAIR JAM世代で彼らの影響を受けている)。マネージャーが偶然知り合いだったこともあって、磯部さんとお話をすることができ、結果快く受けてくれたそうです。
元々は、原曲《欲走無路 Going Nowhere》を原曲に忠実に日本訳した曲をレコーディングしていたそうですが、直訳はたどたどしくなるしメロディーに綺麗に乗らないので、磯部さんがさらに手を加えていったようです。日本語版は磯部さんなりの言葉を載せて良いと伝えたそうで、Samの台湾語をカタカナに直して、それに当てはまる日本語を当てはめたと。Samは、これこそがコラボの意義だと感じたそうです。
なお、PVは高田馬場のスタジオでMVを撮影したことも明かしてくれました。
動画
歌詞
涙滲む 言の葉 舞い散る夜
ざわめく旅路は もう夢はるか
あれから随分僕は 幾数多
まだ未完来 過去から逃げ 不確かな進化
真っ白い闇の舞い メッセンジャー
無偶感 昂り 消えそうさ
鉄心歌心 奏でろ 湧く習熟 クラクション
電光石火に酔う音階 面向不背
描こう 武運来 飛び交う
残像色めくモーション 煌めけば
迫る宵闇が 運んだ偶詠歌
残像色めくモーション 煌めけば
円やかなる謎は 密めき幻か
鉄心歌心 奏でろ 湧く習熟 クラクション
電光石火に酔う音階 面向不背
描こう 武運来 飛び交う
残像色めくモーション 煌めけば
迫る宵闇が 運んだ偶詠歌
残像色めくモーション 煌めけば
円やかなる謎は 密めき幻か